■ 新陳代謝などによる体内のエネルギー消費
ダイエットというと食事や運動がすぐ頭に浮かぶが、体内では絶え間無く生体活動が行われ、この体内エネルギー消費の増大もダイエット効果を生む。
例えば、休に必要な物質を体内にとり入れ、不要になった古い物質を体外に排出する働きを新陳代謝というが、水はこの新陳代謝を活発にする。すると内臓の働きや発汗作用が活発になり、体内のエネルギー消費が増大する。
■ 基礎代謝量
新陳代謝などの生体の代謝とは物質代謝とエネルギー代謝、すなわち全細胞におけるすべての化学反応をいう。このうち生命維持に最低限必要な生体活動によるエネルギー消費の量は基礎代謝量と呼ばれ、これには血管や消化管等の平滑筋、心筋、呼吸筋などの筋肉のほか、肝臓、甲状腺などの分泌によるエネルギー消費も含まれる。
成人の1日の基礎代謝量は日本人で1,200〜1,400Kcal、欧米人で1,500〜2,000Kcalとされ、エネルギー消費量の60%を占める。 基礎代謝量は呼吸による酸素と二酸化炭素の消費量から算定されるが、体表面積に比例し、体表面積当たりでは1才児は80才の約2倍だ。また体重当たりの基礎代謝量(基礎代謝基準値)をみると、1才時で約60(Kcal/Kg/日)、10才で約36、20才で約24、40才で約22、60才で約21と年齢とともに徐々に低下してい<。 |