ウオーターローディングで夏バテを解消し元気に過ごそう!

いよいよ暑い夏がやってきましたね。夏といえば、スイカ。冷えたスイカにかぶりつく。夏の定番とでも言いましょうか、おいしいですよね。
まぁ、お塩ではなくて、スイカに砂糖をかける地方もあったり、食べ方はいろいろありますが・・・。後でお話ししますが、実はスイカにお塩という食べ方、スイカの甘みを引き出すだけでなく、身体のために利にかなった食べ方なんです。とにかく、夏バテをしないで、元気に暑い夏を楽しみたいものです。
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ところで、みなさんは「ウオーターローディング」という言葉を知っていますか?スポーツ選手が計画的に水分補給をすることで、「運動中に水を少量ずつ何回にも分けて積極的に飲む」という考え方が基本になっています。

私は青春時代、水泳部に所属し平泳ぎを一生懸命やっていたのですが、昔では考えられなかった話です。当時は「練習中(競技中)は水は絶対に飲むな!」といった具合に、運動中の水分補給は極力抑えた方が良い、という考え方が主流でした。水を飲みたいけど飲めない、苦しい・・・。みなさんも覚えがあるでしょう。運動中に水分を摂りすぎると疲労感が増し、腹痛などの原因にもなったからです。しかし、実際は間違いだったんですね。今は積極的にこまめに水分補給してあげる方が、疲労回復を早め、運動能力の低下を防ぐ効果があるとされています。もともと、人間は身体の約3分の2が水分(成人の場合)で、体内の2%の水が不足しただけでも脱水症状を起すのですから、当たり前ですよね。実は、この「ウオーターローディング」の考え方、私たちが健康に暮らしていくのにも適用でき、非常に重要な考え方と思うので、ぜひ覚えておいて下さい。いわば、水飲み健康法ですね。特に、汗をかく量の多い夏には「熱中症」の対策にもなるので、もう一度、身体と水について復習してみましょう。
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まず、私たちは1日どれだけ水を必要とするのか?諸説ありますが、一般的には1日2〜2.5リットル必要とされています。そのうちの約1〜1.5リットルを飲料水として、約1リットルを食事などから摂り、約250ミリリットルを代謝水として体内でつくっています。代謝水とは等質(炭水化物)、脂肪、たんぱく質の3大栄養素が体内で分解されるときに発生する水分です。一方、身体から出て行く水も、健康ならばこれらの量とほぼ同じで、尿として排泄される量が1〜1.5ミリリットル、大便から100〜150ミリリットル、皮膚と肺(呼吸)から放出する不感蒸発0.9〜1リットルです。なお、ここでは発汗による排出は除いてありますので、汗をかけばかくほど、摂取する水も多くなければバランスは保てません。さきほどの脱水症状も、そういうことです。また、身体への症状としては、体内の6%の水が不足すれば、頭痛、よろめき、眠気、脱力感が起こり、情緒も不安定に。10%の水分が失われれば、筋肉のけいれんが起こるほか、循環不全、腎不全などの健康障害を起こし、されに20%以上になると死に至ると言われています。
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もう1つ復習です。体内で使用される水の量は1日約180リットルと言われています。摂取する水の量から考えると、非常に多い量ですね。これは、水が体内でろ過され、再吸収されて何度も繰り返し利用されているからです。そして、飲んだ水は約30秒後に血液に、1分後に脳組織と生殖器に、10分後に皮膚組織に20分後に肝臓・心臓・腎臓などに到達します。やがて役目を終えた主な水は、腎臓を経て尿として排出されますが、今、口から飲んだ水が排出されるまでの期間は約1ヶ月。つまり、体内の水を入れ替えて体質改善するためには約1ヶ月を要するということになります。水があるからこそ、血液やリンパ液が全身を巡り、命をつないでくれるわけで、細胞の生まれ変わりにも水は不可欠です。ちなみに、人間の細胞はやく60兆個。細胞の生まれ変わりは場所によって周期が異なり、たとえば肌は28日、肝臓と筋肉は60日、骨は90日が目安(年齢により異なる)となっています。
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では、本題の夏バテ対策です。汗をかく量の多い夏には、こまめに水を摂るように注意しましょう。汗は身体から熱を奪い、体温が上昇しすぎるのを防いでくれますが、失われた水分を補わないと脱水症や熱中症にもなりかねません。ですから、私なりの水飲みスケジュールを記しておきますので、参考にして下さい。1回に飲む水の量は200ccくらいを目安に、数回に分けて飲みましょう。約15℃くらいの水がおいしく飲めます。

@朝、起きたらすぐにコップ一杯
A朝食、昼食、夕食に各コップ一杯
C帰宅後にコップ一杯
D入浴中、入浴後にコップ一杯プラスF のどが渇いたなと思うときにコップ一杯

@の朝起の一杯は、寝ているうちにドロドロになった血をサラサラにする意味でも特に重要です。また、Fは身体が水分を必要としている時なので、我慢しないでください。Dはコップ一杯の水を飲みながら、半身浴などをすれば、発汗が促進されて新陳代謝もアップ。女性にお勧めです。身体のむくみが心配という女性も、むしろ水をたくさん摂って血液の循環量を増やすべきです。(腎臓病や薬の副作用などにより、むくみが生じる医療的ケースは除く)。新陳代謝が活発になり、むくみの解消にも役立ちます。これは冷え性の方にも同じことが言え、血行が促進されれば冷え性や肩こりなども気にならなくなってくるでしょう。
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最後に、夏のお勧めの水についてですが、Dr.π製水器の水やミネラルウオーターなど、身体に良い水を飲むのはもちろんですが、ちょっと水に工夫をこらしてみてはいかがですか?それは、0.1〜0.2%の塩水(水500ccに対して0.5〜1グラムに塩)にすることです。なぜなら、汗からは水と同時に塩分(ミネラル)も失われるからです。大量に汗をかくと細胞の塩分濃度が薄まり、それ以上、薄めないように水が飲めなくなります。ところが、塩分が入った水なら、細胞の中の濃度をちょうど良い具合に戻してくれるので、飲むことができるのです。通常、この塩水に3%程度の砂糖(水500ccに対して15グラム)を加えると吸収が良いといわれていますが、砂糖を入れると今一歩ピンとこない人も多いので、甘いものは塩水と一緒に摂ったら、いかがでしょうか。ただし、塩は食卓塩ではなく、Dr.πの塩のようにミネラルバランスの良い天然塩を使ってくださいね。スイカにも、ぜひ天然塩を使って下さい。